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【西洋占星術講座入門編34】よくある質問!生まれた時間がわからない方のチャートの見方

【西洋占星術講座入門編34】よある質問!生まれた時間がわからない方のチャートの見方のアイキャッチ画像 西洋占星術講座
この記事は約5分で読めます。

西洋占星術講座の入門編34回目の今回は「出生時間が分からない方のチャートは、どう見ていけばいいのか?」についてのお話をしていきます。

まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。

出生時間が分からない方のチャートを読む方法

まず初めに、占星術できちんとしたホロスコープを読むためには生まれた時間が必ず必要です。

生まれた時間なしで鑑定することも出来なくはありませんが、私自身は生まれた時間が分からない方の鑑定は基本的にお受けしていません。

なぜなら、生まれた時間が分からないと
お伝えできる情報がぼやけてしまうことがあるためです。
つまり、鑑定の精度が落ちるということですね。

とは言っても、
サクッと鑑定したいなどというご要望も多いため、時間が分からない方の場合、どうやってホロスコープを読んでいくのか?
お伝えしていきます。

出生時間が分からない方のチャートを読む方法は3つあります。

1つ目が、お昼の12時でチャートを出して読む方法
2つ目が、ソーラーサインというハウスシステムで読む方法
3つ目が、時刻修正を行うという方法

です。

3つ目の時刻修正に関しましては、それなりの場数を踏んでいないとなかなか難しい方法になりますので、今回は1つ目と2つ目について解説していきます。

お昼の12時でチャートを出して読む方法

まず、1つ目のお昼の12時でチャートを出して読む方法についてです。

お昼の12時でチャートを出すのは、月の移動を考えてです。
月は1日に12度から13度ほど、移動する動きが早い天体になります。

これだけ移動するということは、1日の中で星座が切り替わるということも十分あり得ますよね?

朝の段階では水瓶座だったけど、夜には魚座だった・・
なんてことも普通にあります。

12時でチャートを出したとき、月の度数が射手座2度だった場合は
朝より前に生まれている場合は月の星座は1つ前の星座である蠍座になります。

そんなことから、お昼の12時でチャートを出す場合の注意点として、

・ハウスは読まない
・月は1日の中で星座が切り替わっていないか、注意する

の2点が挙げられます。

ハウスはなぜ読めないのか?
というと、ハウスは約2時間ごとに切り替わっていくためです。

アセンダントは4分ごとに1度動くため、約2時間でハウスが変わるということですね。
ハウスが読めないということは、当然ながらアングルも読めません。

アングルからわかる情報はとても多いため、ハウスが読めないとかなり情報量は減ってしまうということですね。

また、ハウスはホロスコープの中で1番の具体的なものを表す部分になるため、
具体性に欠けるリーディングになるということにも繋がっていきます。

お昼の12時でチャートを出した場合は、

・ハウスは読めないので、天体と星座で読む
・月に関しては注意すること

ちなみにですが、月を除いたアスペクトは読むことができます。

ソーラーサインハウスシステムを使って読む方法

2つ目のソーラーサインを使う方法についてです。
ソーラーサインというのは、ハウスシステムの中の一つです。

一般的に日本ではプラシーダスというハウスシステムを使ってチャートを出すことが多いのですが、ソーラーサインというハウスシステムを使って出生時間が分からない方のチャートを読む方法もあります。

ソーラーサインを使う場合も、1つ目の12時で出す場合と同じく月に関しては確定ができないという点には注意が必要です。

ソーラーサインハウスシステムは、
例えばアストロゴールドというホロスコープを出すアプリでしたら、セッティングのところからチャートカリキュレーション、ハウスシステムを選ぶところで簡単に選ぶことができます。

【西洋占星術講座入門編34】よある質問!生まれた時間がわからない方のチャートの見方のアイキャッチ画像

【西洋占星術講座入門編34】よある質問!生まれた時間がわからない方のチャートの見方のアイキャッチ画像

ソーラーサインハウスシステムとはどんなチャートを出せるのか?
というと、太陽をそのまま1ハウスに持ってくる形で出すチャートになります。

例えばですが、私のチャートでしたら
太陽星座は射手座なので、射手座がそのまま1ハウスに来るということですね。
(射手座0度をアセンダントに持ってくる)

ソーラーサインを使う場合は、ハウスも一応読むことができます。

ただ、ソーラーサインの場合、
太陽が1ハウスにくる訳なので、太陽からあまり離れない天体である水星、金星のハウスも必然的に1ハウス周辺にはなります。

ですので、水星や金星のハウスなど、あまり考慮できないという部分も頭に入れておくと良いかもしれませんね。

また、ハウスを読む場合にもあまりはっきりと読んでしまうのもちょっと違うのかなとは感じます。

まとめ

という訳で、生まれた時間が分からない方のホロスコープの見方についてをお伝えしました。

それではまとめです。

1つ目が、お昼の12時でチャートを出して読む方法
2つ目が、ソーラーサインというハウスシステムで読む方法
3つ目が、時刻修正を行うという方法

です。

生まれた時間が分からない方の

西洋占星術できちんとホロスコープを読みたいという場合は、
個人的には生まれた時間がとても重要だと思っています。

生まれた時間が分からない。
という方へは、情報量が減ってしまうという部分をお伝えした上で、チャートを読むなど。

ソーラーサインで読むチャートはあまり違和感がないという方もいらっしゃるので、
いろいろ試してみると良いかもしれませんね。

月のサインに関しては、ご相談者様とお話している中で
こっちかなと割り出していくことはできますが、やっぱり経験値が必要です。

ある程度時間が絞られていて、アセンダント2つまで絞れる場合は
どちらが合っていそうか?
という形で、2枚のチャートを出してみるのもアリですが、手間がかかることだけは間違いありませんね。

西洋占星術は、何が正しい、何が間違っている
ではなく、自分なりの基準を持っておくことで惑わされなくなっていきます。

そのためには、鑑定の経験値を積み重ねていくことが重要だと言えますね。

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