【タロット逆位置リーディング講座22】⑳審判~ 目覚ましが鳴ってるのに二度寝してる魂~
についてのお話をしていきます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
審判
「審判」は、正位置だと、ラッパが鳴って、魂が目覚めて、人生が大きく動く…そんな「覚醒イベント」を意味する明るいカード。
でも、このカードが逆さまに出たとき。
それはまるで、アラームが鳴っているのに「あと5分…」を3回繰り返している朝の自分。
チャンスは来てる。
呼ばれてもいる。
でも、なぜか起き上がれない。
聞こえないフリをして、布団を引き寄せている…そんな状態です。
「審判」逆位置は、運命の呼び出しに「既読スルー」している状態を、鋭く指摘してくるカードなのです。
ラッパは鳴ってる。でも心がミュート状態
正位置の「審判」が意味するのは、
目覚め
再生
人生の次ステージへのGOサイン
…しかしこれが逆位置になると、その意味は少しズレてきます。
テーマは「気づいているのに動かない」。
本当はもう答えが出ている
このままじゃダメなのも知っている
でも、変わるのが怖い
そんな心理状態でしょう。
日常で言えば、例えば、復縁は無理だと薄々感じてるのに期待してしまったり。
新しいことを始めたいのに「来月から」と先延ばししてしまったり。
まさに魂の先送り。
しかし、このカードは、そんなあなたを責めたりはしていません。
ただ静かにこう伝えています。
「ねえ、それ…もう気づいてるよね?」と。
ラッパの音が聞こえないのではなく、自分で音量を下げている状態なのかもしれませんね。
なぜ人は「目覚め」を怖がるのか
面白いことに、審判逆位置が出る人は感受性が高い方が多いようです。
というよりも、感受性が高まっているからこのカードを引き寄せるのかもしれません。
だからこそ、一度動いたら人生が変わることを本能的に知っているんです。
変わる=楽になる、ではありません。
そこには、「今の自分を卒業する痛み」が伴うでしょう。
たとえば、長年の友達との距離が変わるかもしれない。
恋人との関係性がギクシャクし始めるかもしれない。
家族から「なんで?」と言われるかもしれない。
「前のあなたの方が良かった」と言われるかもしれない。
…審判逆位置は、その覚悟の重さに立ち止まっている状態を表しているのかもしれません。
でもここで重要なのは、 止まっていること自体は悪くないという点。
このカードは「逃げてるよ!」とあなたを責めているのではなく、
「準備が整ってないだけかもね?」「でも、本当は気づいてるんでしょ?」
と「気づき」を促してくれているようにも受け止めることができるでしょう。
審判逆位置を引いたときの上手な受け止め方
このカードが出たとき、無理に「今すぐ決断!」しなくて大丈夫。
おすすめなのは、自分の中の「小さな目覚め」を大切にすること。
全部を一度に変えなくていい
人生をひっくり返さなくていい
まずは「違和感を認める」だけでOK。
たとえば、
・「本当はしんどい」と正直に言う
・やめたいことを紙に書くだけ
・今すぐ動かない選択を「自覚的」な状態にする
これだけで、ラッパの音量は少しずつ上がっていくでしょう。
大事なことなので繰り返しますが、審判逆位置は「起きろ!」ではなく
「目、開けてみよっか?」という促しのカード。
魂のアラームは、スヌーズを何回押しても止まりません。
でも、目覚めるタイミングは自分で選んでいいのです。
まとめ
「審判」逆位置は、人生の失敗や停滞を告げるカードではありません。
それは「目覚め」直前の静けさ。
気づいている。
分かっている。
だからこそ、まだ動けない。
このカードが出たときは、自分を責めるより、こう問いかけてみてください。
「私は、何を恐れている?」
「変わったら、何を失うと思ってる?」
その答えに向き合えたとき、ラッパはもう一度、ちゃんと鳴ります。
審判逆位置は、魂が二度寝してるだけ。
目覚める準備は、もう始まっています!

