ルノルマンカード講座、１１回目の今日は、占星術との対応についてです。
ルノルマンカードは、絵柄が伝えるメッセージ性もさることながら占星術と密接に結びついているのも面白いところです。
占星術とは、いわゆる「星占い」のこと。
ルノルマンオラクルカードの1枚1枚に惑星や星座が結び付けられていて、これを合わせてリーディングするとその物事をより多角的に眺められるようになります。
タロットカードに慣れている方にとってはおなじみの考え方ですが、カード占いが初めての方にとっては「どういうこと？」という感じかもしれませんね。
さっそく、36枚のカードと「星」の対応について詳しくみていきましょう！
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
「星」が与えてくれるヒント
ルノルマンオラクルカードは、展開したカードの絵柄だけでも多くのインスピレーションを得ることができます。
しかし、「これってどういうことなんだろう？」「時期はいつ頃のことを表しているんだろう」と迷うこともあるでしょう。
そんな時、各カードと「星」の対応を知っておくとなかなか便利です。
たとえば「1騎手」のカードと対応する星は「水星」。
水星は、占星術では「知性」や「情報」「伝達」を司る星です。
ホロスコープの中の水星の位置を見るとその人がどんなことに興味を持つ人なのかがわかりますし、水星が逆行している時期はコミュニケーションに誤解が生じやすかったり通信機器に不具合が生じやすかったり。
そんな形で、主には私たちのコミュニケーションに大きな影響を及ぼす星。
これは、「騎手」が持つ「メッセージを伝達する者」というイメージに合致しますよね。
また、水星はふたご座の支配星ですから、時期で言うと5月末から6月あたりを意味しているんだな…と解釈できます。
ルノルマンオラクルカードと占星術の対応
では、36枚のカードはそれぞれどんな星と対応しているのでしょうか。
以下に上げるのは「これが絶対的な正解」というものではありませんが、伝統的に海外で広く受け入れられている考え方です。
一つの参考として取り入れてみると、リーディングがスムーズになるかもしれません。（※人気占星術研究家の鏡リュウジさんの見解を参考にしました）
1 騎手：水星
2 クローバー：木星
3 船：木星、うお座
4 家：月、かに座
5 木：太陽、おとめ座
6 雲：土星、海王星
7 へび：火星、さそり座
8 棺：冥王星
9 花束：金星、てんびん座
10 鎌：火星、土星
11 ムチ：冥王星、おひつじ座
12 鳥：金星、水星
13 子供：月、水星
14 キツネ：水星、天王星
15 熊：月、土星
16 星：みずがめ座
17 コウノトリ：月、いて座
18 犬：木星、土星
19 塔：やぎ座、土星
20 庭園：金星
21 山：土星
22 道：ふたご座、天王星
23 ネズミ：土星、おうし座
24 ハート：金星
25 指輪：土星、てんびん座
26 本：水星、土星
27 手紙：水星
28 紳士：太陽、火星
29 淑女：月、金星
30 ユリ：太陽、土星
31 太陽：太陽、しし座
32 月：月、かに座
33 鍵：カイロン
34 魚：木星、うお座
35 錨：土星
36 十字架：海王星、冥王星
占星術の知識も入れておくとなにかと使える！
正直。上記の対応表を見てもさっぱり意味がわからない･･･という方も多いかもしれません。
しかし、星占いについて多少なりともかじったことがある方であれば、イメージ的に納得できるところも多いのではないでしょうか？
タロット占いもそうですが、ルノルマンオラクルも占星術の要素がかなり入っています。
カードの知識だけでリーディングすることももちろんできますが、プラスαで星に関する知識もあるとより深い”気づき”が得られますし、なによりカードからのメッセージをもっと読みやすくなるのです。
プロとして活動しているタロット占い師さんは、星の知識もセットで持ち合わせている方がほとんど。
せっかく占いの道に足を踏み入れたのであれば、少しずつでも「星」の知識そ入れていくことをおススメします。
10天体12星座に割り当てられているキーワードを頭に入れておくだけでも、リーディングの奥行が増してくるはずですよ。
太陽･･･男性性、自分らしさ、繁栄のエネルギー
月･･･女性性、感情、無意識
水星･･･知性、情報、伝達、ヘルメス
金星･･･愛、美、喜び、五感、心地よさ、センス、ビーナス
火星･･･情熱、戦い、勇気、力
木星･･･成功、豊かさ、幸運の在処、運命が動く
土星･･･試練、限界、コンプレックス、努力、忍耐
天王星･･･改革、驚くような変化、新しいもの
海王星･･･ビジョン、インスピレーション、スピリチュアル、慈悲深さ、自己犠牲
冥王星･･･気づきと変容、始まりと終わり、掘り起こす
カイロン･･･傷、トラウマ、癒し、傷を癒すヒント
おひつじ座･･･情熱、行動、リーダーシップ、負けず嫌い【火星】
おうし座･･･秩序、感覚、上質、味わう、頑固、我慢強い【金星】
ふたご座･･･身軽、おしゃれ、フットワークが軽い、おしゃべり、二面性【水星】
かに座･･･家庭的、家族の絆、気取らない、感情的、母性【月】
しし座･･･自己表現、大盤振る舞い、カリスマ性、ドラマティック【太陽】
おとめ座･･･清潔、整理整頓、秩序、合理的、効率的、分析する、計算する、ストイック、知性【水星】
、
てんびん座･･･社交性、おしゃれ、ハイセンス、バランス、中立性、平和主義【金星】
さそり座･･･ミステリアス、嫉妬、生と死、破壊と再生【冥王星】
いて座･･･得意分野、冒険、旅、外国、エキゾチック、スポーティー、勉強、【木星】
やぎ座･･･伝統、野心、努力、忍耐、アンティーク、現実【土星】
みずがめ座･･･自由、ユニセックス、エキセントリック、フレンドリー、宇宙的、発想の転換、発想力、ひらめき【天王星（土星）】
うお座･･･ロマンティック、スピリチュアル、霊感、自己犠牲、感受性、感情【海王星（木星）】
※【】の中は支配星です
【まとめ】カードの中には宇宙がある！リーディングは一種の「星読み」だった
ルノルマンオラクルカードと「占星術」の対応について見てきました。
タロットカードには「宇宙の真理」が含まれているという考え方がありますが、こうして見てくるとルノルマンオラクルカードにも同じことが言えそうですね。
カードを使って自分の手元に小さな宇宙を作り、その星の動きによって相談者の今現在の様子や未来を読み取っていくのがカードリーディングだと言っても過言ではありません。
ぜひ、星の知識も積極的に取り入れて、まるで星の動きを読むかのようにカードリーディングを楽しんでください！
「星読み」と「カードリーディング」はつながっているのです(*´∀`*)
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