【タロット逆位置リーディング講座24】小アルカナ「カップ」逆位置
~ 感情がこぼれる、詰まる、空回る‥~
についてのお話をしていきます。
小アルカナの中で、いちばん人間くさいスート。それが「カップ」です。
喜び、悲しみ、恋、寂しさ、期待、失望…。
目に見えない感情は「水」に重ねて描かれているのです。
現実なら、水の入ったカップが逆になったらこぼれてしまいますが…
では、タロットだとどうでしょうか?
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
逆さになっても感情は消えない
タロットカードのカップが逆さまになったとき。
そこに注がれていた水(感情)は行き場を失ってしまいます。
・ 好きなのに素直になれない
・満たされているはずなのに心が乾く
・ 気持ちを感じる余裕がない
・・・このように、感情が迷子になってしまうのです。
ではさっそく、カップ1~5が逆位置になった場合について個別に解説していきます。
カップ1〜5逆位置は、感情の初期トラブル期。
まだ大きな傷ではないけれど、どこか違和感が続くような状態にあります。
★Ace of Cups 逆位置
本当は何かを始めたい気持ちがある。
誰かを好きになりたい。…でも、心の蛇口が固くて水が出ない。
ワクワクの直前でブレーキがかかるときです。
★2 of Cups 逆位置
気持ちはあるのに、微妙に噛み合わない。
「好き」の温度差を感じる時。
相手の一言にモヤっとしてしまう…
そんな関係性のズレに、まだ気づきたくない段階を表しています。
★3 of Cups 逆位置
楽しいはずの場所で、なぜか孤独を感じている。
そんな経験はありませんか?
飲み会や集まりで笑っているのに、心は置いてけぼり。
そんな「楽しめない自分」を表しているのがこのカップ3の逆位置です。
★4 of Cups 逆位置
退屈が限界。
でも、だからといって動く元気もない。
スマホを見ながら「何かいいことないかな」と思っている…そんな状態を表しています。
★5 of Cups 逆位置
悲しみやツライ状況から抜け出しかけているものの、まだ、完全には立ち直れていない。
まだ周りが見えておらず、「もう大丈夫」と自分に言い聞かせている回復途中を表すカードです。
この1~5のカードの逆位置は、感情の「こじらせ」もそれほど深刻ではありません。
自分の感情をきちんと見つめていて、気づいている。
でも、うまく扱えない…そんな時期。
これらの逆位置が出た時は、無理に気持ちを上げようとしなくても大丈夫。
「今は感情の調整中」と思ってあげることが、回復への第一歩です。
感情がだんだん深まっていく6〜10
カップの小アルカナ❻~❿になると、感情はより深く・重くなります。
このゾーンのカードが逆位置で出た場合は、かなり「こじらせ」が進んでいるかもしれません。
★6 of Cups 逆位置
過去への執着。
たとえば、「あの頃はよかった」というIFが今を曇らせているようです。
思い出補正が強すぎて、現実が色あせて見えるとき。
★7 of Cups 逆位置
選択肢はたくさんある。
でも、だからこそどれも決めきれない。
理想・妄想・期待が渋滞して、心が疲れている状態を表しています。
★8 of Cups 逆位置
離れたほうがいいとわかっているのに、離れられない。
情や未練でつながる関係を表しています。
「本当は終わっている」ことに薄々気づいているのに、それをあえて見ないようにしているのかもしれません。
★9 of Cups 逆位置
満たされているのに満足できない。
・・・それはおそらく、他人と比べて、幸せを疑ってしまうから。
「足りないもの探し」をしてしまうとき。
★10 of Cups 逆位置
幸せの理想像が重すぎる。
家族、恋人、未来像。
「こうあるべき」がプレッシャーになる状態。
・・・このゾーンの逆位置は、どれも感情を抱え込みすぎて重くなっているサイン。
少し手放す。
少し期待を緩める。
それだけで、水はまた清らかに流れ始めるでしょう。
人物カード4枚 感情タイプ別・こじらせ方図鑑
正位置だと「優しい人物」「愛溢れる人物像」を表すことが多いですが…
逆位置だと「ちょっと愛をこじらせている人物」になっていることが多いです。
愛も、過剰になると空回りするもの…
さっそく、それぞれのカードの意味を見ていきましょう。
★Cupのペイジ逆位置
気持ちを伝えるのが下手。
例えば、好きなのに、ふざけて誤魔化してみたり。
素直になれないピュア代表。
★Cupのナイト逆位置
ロマンはあるが、行動が伴わない。
甘い言葉だけ増えて、現実が動かない。
愛の言葉はささやくけれど、お金は全く稼いでこない。
「恋愛ポエマー化」に注意のサインです。
★Cupのクイーン逆位置
感情を溜め込みすぎな状態。
優しすぎて自分が消耗してしまっている…そんな時に出るカードです。
共感疲れ・恋愛依存のサイン。
★Cupのキング逆位置
感情コントロール不能な状態を表すカード。
普段は冷静なのに、急に爆発してヒステリックになってしまったり。
これは、我慢強い人が不満や不安を溜め込んでいる時によく出ます。
溜め込み過ぎ注意の警告ですね。
総じて、人物カードの逆位置は、「あなた or 相手の感情の扱い方のクセ」を教えてくれます。
まとめ
カップの逆位置は、本音・違和感・心の疲れを正直に映す、優しいカードたち。
泣きたいのに泣けないとき。
好きなのに距離を取りたくなるとき。
あなたの中に、そんな「言葉にならない感情」があるからカードは逆さになるのです。
もしリーディングでカップ逆位置が出たら、
「今、私の心は何を言いたがってる?」と問いかけてみましょう。
逆位置は、感情のSOS。
ちゃんと気づいてあげれば、心は静かに整っていきます。
自分の心に、少しだけ優しくなるタイミングを教えてくれるサインとも言えるでしょう。


