ルノルマンカード講座、１９回目の今日は、「難易度が高くてよくわからない」と苦手意識を持たれがちなグランタブロー。
ですが、ベーシックに本人カード（紳士or淑女）を真ん中にして十字架を見る方法でリーディングしていくと、初心者でも意外と簡単にメッセージを受け取ることができます。
理論をどうこう説明するよりも、実践編で説明するのが一番わかりやすいと思いますので、今回は実際の相談をベースとして解説していきますね。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
【相談】仕事の今後について（Dさん 30代後半）
部署の移動があり、全く新しい仕事を任せられることになりました。
上司は信頼できる人ですし人間性も悪くないと感じていますが、とにかく多忙なのであまりゆっくり話す機会もありません。
そのため、実質、新しいプロジェクトをほぼほぼ１人で背負う状態になっています。
この仕事、続けていけるでしょうか？展望は明るいですか？
【実際のリーディング】
まず、カードの展開についてご紹介します。
①27 手紙
②17 コウノトリ
③9 花束
④29 淑女（★ここを十字の中心とします）
⑤8 棺
⑥34 魚
⑦11 鞭
⑧13 子供
⑨3 船
⑩15 熊
⑪26 本
⑫2 クローバー
⑬19 塔
⑭6 雲
⑮21 山
⑯14 キツネ
⑰28 紳士
⑱23 ネズミ
⑲12 鳥
⑳25 指輪
㉑1 騎手
㉒31 太陽
㉓35 錨
㉔4 家
㉕36 十字架
㉖22 道
㉗24 ハート
㉘5 木
㉙7 蛇
㉚33 鍵
㉛18 犬
㉜10 鎌
㉝30 ユリ
㉞20 庭園
㉟32 月
㊱16 星
ご本人を象徴する「淑女」は④の位置。
一段目の、左から４番目です。
ここを軸として考えると、左3列は「過去」、4列目が「現在」、5～9列目は「未来」という捉え方ができます。
このことからもDさんの問題が「過去」よりも「未来」の要素を多く含んでいることが見て取れるでしょう。
これは、Dさん自身がこの仕事について非常に前向きに取り組んでいることの証でもありますね。（未来に対する不安も期待も、両方が大きい状態とも読めるかもしれませんが）
印象的なのは、4つの角がどれも非常に前向きなカードであること。
・①手紙：Dさんはネット関係のお仕事なので、「伝える」「情報」のシンボルとしてこのカードが出たのでしょう。
・⑨船：Dさんにとって、この抜擢が大きなチャンスであり、とてもポジティブな気持ちで仕事を引き受けたことを物語っています。
・㉘木：大地に根を張る樹木のように、まず足元を固めようとしている様子が伺えます。転職も多く、「自分がフラフラしている感じがする」と気にしていたDさん。今回のチャンスを活かして、人生を安定させたいという気持ちが根っこにあるのでしょう。
㊱星：星の光は、Dさんの未来を照らしているようです。単に経済的に安定するというだけではなく、この仕事はDさんにとっての天職。成し遂げることが、Dさんの自己実現につながるこを意味しています。
どうでしょうか、この４枚を見るだけでも、Dさんの仕事運の未来は明るいように感じませんか？
さらに、最初の３枚に注目してみると、
・①手紙 この仕事が、きちんとした契約に基づいたものであることを意味しています。Dさんは派遣社員の期間が長く、一つの会社で契約書を結んで働いた経験が少ないそうです。
・②コウノトリ 転職が吉と出ることを感じさせます。（思い切ってオファーを引き受けたことは間違いではなかったのでしょう）
・③花束 チャンスを与えられたことを意味しています。メリットの大きい仕事に出会えたことを象徴しています。
Dさんの相談だけを聴くと、「すごく不安そうだな」「うまくいかないんじゃないか」と思われるかもしれませんが、こうして補助カードを見ていくと、彼女にとっては非常にポジティブなチャンスが与えられているのだな･･･と読めますよね。
なにより、Dさん自身が、口ではなんだかんだ言いながらも深層心理ではその仕事に対して非常に前向きであることがひしひしと伝わってきます。
きわめつけは、ミラーリングで出ているカード。
この場合、⑥に出た「魚」と、㉛に出た「犬」が該当します。
魚は、主に「お金」に関すること、豊かさを表すカード。
犬は忠実なパートナー、チームワーク、信頼できる取引先を表します。
つまり、Dさんを突き動かしているのは、上司であり、自分が提供するサービスであり、その先にある「報酬」。
ただ自分がGIVEするだけではなく、「自分自身もTAKEすることで豊かになりたい」「豊かさの循環を回していきたい」というモチベーションがDさんを動かしているのです。
これは、仕事で自己実現していく上で大切な思考ですよね。
与えるばかりでは自分自身がすり減ってしまいますが、受け取るものとのバランスがとれた状態であればお互いに豊かになっていくことができます。
おそらくですが、この仕事によって与えられる報酬も妥当なものであり、Dさんご自身も満足されているのではないでしょうか。
なにより、「犬」のカードから、なんだかんだでDさんが上司に対して強い信頼を寄せていることを伺い知ることができました。
ただ、気になることがあるとすれば、直近の未来が「棺」であること。
Dさんご自身も感じていらっしゃる通りちょっと行き詰った状況であり、疲弊している様子。
何か大きな方向展開を図ることを強いられるかもしれません。
正直、近々の未来はあまり良い兆候ではないと言えます。
ただ、その先の未来として「魚」や「船」、最終的な到達点として「星」、ルノルマンオラクルハウスの㉛（成功できるかどうか）が犬（❤）であることからも、未来の展望は明るいと感じます。
ご自身と上司さんとの信頼関係を強く信じて、前向きに取り組んでいって欲しいですね！
【まとめ】大切なのはオラクルカードとの絆を育むこと。リーディングを楽しんで！
今回は、グランタブローを使った鑑定例を一つご紹介しました。
いかがでしたか？
一つ一つ順番に見ていくと、それほど難しいわけではなさそうだと感じたのではないでしょうか。
全てのカードの意味を解釈しようとすると混乱するし、最も大切なメッセージが見えなくなってしまいます。
ルノルマンオラクルカード×グランタブローに慣れるまでは、自分なりに「ここの位置だけに注目する！」と決めて、そこのハウスだけにフォーカスするのもアリでしょう。
大切なのは、カードとの信頼関係。
あらかじめルールを共有しておけば、あなたが知りたいことを、わかりやすくハウスに示して教えてくれるはずです。
「グランタブローは初心者の自分には無理だ」なんて思わずに、ぜひトライして楽しみながら技術を積み上げていってください(*´∀`*)
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