【タロット逆位置リーディング講座20】⑱月~不安は消えない。でも心は軽くなる~
についてのお話をしていきます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
月
夜中にスマホを見ながら、
「このままで大丈夫かな」
「嫌われたかも」
「将来どうなるんだろう」
と、急に不安が膨らむこと、ありませんか?
月の逆位置は、まさにそんな心の状態を表すカードです。
月逆位置は「不安が一人歩きしなくなる」
月のカードは、もともと「正体不明の不安」「勘違い」「想像が暴走する世界」「無意識の領域」を表します。
・理由は分からないけど不安
・証拠はないけど疑ってしまう
・悪い想像だけリアル
という、感情優位モード。
しかし、逆位置になると、不思議な変化が起きます。
不安がゼロになるわけじゃない。…でも、
「あれ?これ、私の思い込みかも?」
と、冷静なツッコミが入るようになるんです。
たとえばホラー映画で言えば、「正体が幽霊じゃなく人間だった」と分かる瞬間…。
不安はあるけど、飲み込まれにくくなります。
たとえば、既読がつかないLINEを見て
正位置 →「嫌われた」「終わった」
逆位置 →「寝てるだけかも」「忙しいだけかも」
この「かも」が入るのが超重要!
月逆位置は、「白黒つかない不安」に対して、他の可能性を差し込んでくるカードです。
だからこのカード、不安が消えた人より不安に慣れてきた人に出やすい。
何度も同じ不安を経験して、「あ、またこれ来たな」と気づき始めた段階。
つまり月逆位置は、感情のトンネルを半分以上抜けている証拠なのです。
決してネガティブな暗示ではないのでご安心ください。
月逆位置が教える「疑わなくていいもの」
月逆位置の最大のテーマは、疑う対象がズレていることへの気づき。
このカードが出るとき、疑うべきは未来でも他人でもなく、「自分の妄想力」です。
・最悪の想定を秒速で作る
・過去の失敗を何度も再生
・他人の一言を深読みしすぎる
これ、才能レベルで上手い人、多くないですか?
しかし、でも月逆位置は言います。
「その想像力、今は使いすぎ」と。
面白いことに、このカードが出る時期は、真実が少しずつ表に出てくることも多い。
・誤解が解ける
・隠されていた事情を知る
・相手の本音が見える
じわっと、静かに、「なんだ、そういうことか」と腑に落ちる。
そういう出来事が増え始めた時にこのカードが良く出てきます。
月逆位置は、混乱の終盤に現れるカード。
夜明け前の、やや空が白み始めた時間帯を象徴しているのです。
月逆位置が出た日のおすすめ行動
月逆位置の日にぜひ意識してほしいのは、不安をゼロにしようとしないこと。
このカードは、「安心しなさい」ではなく「落ち着いて見直そう」というメッセージを伝えています。
おすすめ行動は3つ。
① 感情を言語化する
「なんとなく怖い」を「〇〇が心配」に分解するだけで、月の霧は一気に薄くなるでしょう。
② 夜に重要決断をしない
月のカードが出た日は、夜の思考は信用しすぎない。朝の自分に一回預ける。
③ 事実だけを見る
想像・解釈・妄想を一旦横に置き、「実際に起きたこと」だけを書き出す。
月逆位置は、感情を否定しません。
ただ、振り回されない距離を取ることを教えてくれるのです。
まとめ
「月」逆位置は、不安が全くなくなることを示すカードではありません。
そうではなく、「支配されない自分になる」という暗示。
怖さの正体が、少しずつ輪郭を持ち始める。
だからこそ、「大丈夫かも」という余白が生まれるのでしょう。
夜はまだ終わっていない。
でも、空は白み始めている。
よく見れば星だって瞬いている・・・
月逆位置は、
「あなたはもう、闇の中で迷っていないよ」
と、静かに教えてくれるカードなのです。

