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【タロットシンボルリーディング講座1】描かれているものには意味がある

【タロットシンボルリーディング講座1】描かれているものには意味があるのアイキャッチ画像 タロットシンボルリーディング講座
この記事は約5分で読めます。

タロットシンボルリーディング講座1回目の今回は、カードに描かれているものの意味についてのお話をしていきます。

まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。

カードに描かれているもの

タロットカードに描かれている人物や物、記号(これらをひっくるめて「シンボル」と呼びます)にはそれぞれ意味があります。

何一つ無駄なものはなく、全てがそろって完璧な1枚。

シンボルが伝える意味を知ることは、リーディングマスターへの大事な第一歩です。

まずはタロットカードを1枚引いて、そこに何が描かれているか?に注目してみましょう。

一枚一枚、じっくり眺めてみよう

なんだかよくわからない絵柄が描かれているカードを数枚引いて、そこから新しい物語を作り出す。

…そんなタロット占い師の姿に憧れてタロット占いの勉強を始めました!という方も多いでしょう。

抽象的な絵柄から現実世界に繋がる具体的なメッセージを引き出すのは、実はけっこう難しいこと。

もちろん、直感的なものだけでスラスラとリーディングできるタイプの占い師さんもいますが、実は知識と慣れ、経験がものを言う世界です。

まず大事なことは、いきなり複数枚で読もうとしないこと。

確かに、複数枚でリーディングできるとカッコいいのですが、実は1枚のカードからもかなり多くのメッセージを引き出すことができます。

そこで注目して欲しいのが、「象徴」=シンボルです。

例えば、ウェイト版タロット「0 愚者」のカードを見てみましょう。

【タロットシンボルリーディング講座1】描かれているものには意味があるのアイキャッチ画像

そこに描かれているのは、青年、青年の服、荷物、太陽、波、崖、犬。

よく見ると、青年は左手に白い薔薇を持っていて、身に着けている服は朝顔の柄。

下に白いインナーを着ているのも見て取れますね。

もっと言えば、黄色い背景も舞台のような仕組みになっているのかもしれません。

その一つ一つに意味があり、その意味を知ることでこのカードが持つメッセージがフッと降りてくることもあるでしょう。

初見では「何を言いたいのかさっぱりわからない…」という方でも大丈夫。

一つ一つ、丁寧にシンボルの意味を紐解いていきましょう。

最初に気になったのは何?

タロットカードのリーディングに「こうでなければいけない」という厳密なルールはありません。

そのような意味では、占いはとても自由な世界です。

ただし、自由だからこその難しさもあるでしょう。

完璧主義な傾向がある方は、真面目な方ほど、最初は苦労するかもしれません。

そこでおススメしたいのが、「そのカードを最初に見た時に飛び込んでくるもの」に注目するということです。

例えば、0の愚者のカードを見た時、あなたは何が気になりましたか?

人によっては、「どうして背景が黄色で太陽が白で描かれているのだろう?」と疑問を抱くかもしれませんね。

そこから、「イヌと薔薇も白なのは、何か意味があるんだろうか?」と他の象徴についても意識が広がっていくことも。

波も白です。

愚者が着ているインナーも白。

そこで、「どうやらこのカードは、”白”という色にも意味があるようだ」と思い至るでしょう。

「白」は風水では「浄化」の色であり、とても神聖な色。

何にも染まっていない、ピュアな世界観を表す色でもありますね。

そのイメージから、

「何にも染まっていない」「ピュア」「なんにでもなれる」「スタート地点に立ったばかり」「無知」…etc

自然とこの青年の人物像が出来上がっていきます。

…このように、一つのシンボルに注目することで思考が広がっていくということがよくあります。

このプロセスで「白が意味を持っている」ということに気付けたことも、すでに立派なリーディング!

タロット占いはこの小さなステップの積み重ねだと言っても過言ではないのです。

全体的な構図に注目してみよう

こうしてタロットカードの1枚1枚とじっくり向き合ってみると、どのカードにも「気になる”何か”」がきっと一つはあるはずです。

そして、そのシンボルの意味を調べてみる。

すると、そこからそのカードに描かれている人物の人柄やそのカードの意味、伝えようとしているメッセージが徐々に浮かび上がってくるでしょう。

その際、もう一つ意識してみて欲しいのが、「構図」です。

あなたが気になったシンボルはそのカードの中でどのように配置されているのか。

カードの左側のほうにある?右側のほうにある?

描かれている人物との距離感は?

誰が身に着けているのか…。

実はその「配置」にも意味があり、例えば向かって左側は「過去」を表し、右側は「未来」を象徴していると言われています。

また、手前と奥が川に仕切られていたりするカードもあり、これも過去と現在の区切りとしてリーディングできます。

このように、ピンポイントでシンボルに注目すること同じくらい、全体像を俯瞰することで気づくこともあるでしょう。

一つ一つの意味を調べることに夢中になってしまいがちですが、一枚の絵として見るという基本を押さえておくことでハッとする気づきや面白い発見があるかもしれませんね。

「占おう」として躍起になるよりも、最初は無の境地でぼーっとカードを眺めてみることをおススメします。

そして、その時に気付いたことや感じたことをノート等に書き留めておきましょう。

別の日に同じカードと向き合うと、見えていることや感じることが全く異なるかもしれません。

そんな自分自身の変化を知ることもタロット占いの醍醐味と言えるでしょう。

【まとめ】身の回りにあるスピリチュアルな「扉」をノックしてみよう

タロットカードに描かれているものは、その一つ一つに意味があります。

そこで意識して欲しいことは、日常生活の中でも、ふと気になったことを書き留めておいたり調べたりするということ。

例えば、「空はどうして青いんだろう?」「青という色にはどんな意味があるんだろう?」

「鳥はスピリチュアルではどんな意味があるのかな」「丸いものと四角い物には何か意味の違いがあるんだろうか?」

…このように、何気ない日常の中にもスピリチュアルな世界への扉はたくさんあります。

好奇心が赴くままにその扉をノックしてみること。

それも、タロットカードを理解する上での大事な一歩となるでしょう。