【タロット逆位置リーディング講座28】実践編❷テーマ「多忙を極める仕事。これからどうなる?転職したほうが良い」について、リーディングしていきます。
スプレッド ケルト十字
出たカード

❶現状 ワンドのナイト 逆位置
❷障害 ペンタクルの6
❸顕在意識 ペンタクルのキング
❹潜在意識 女教皇 逆位置
❺過去 カップ2
❻近い未来 隠者逆位置
❼現在の立場 ソード6 逆位置
❽環境、周りからの影響 ソードのペイジ 逆位置
❾願望 月 逆位置
❿結論 正義 逆位置
全体的なリーディング
このスプレッドを見て最初に感じるのは、「走り続けてきた人が、ようやく立ち止まって自分の内側を見つめ始めている」というエネルギーです。
現状のワンドのナイト・逆位置は、相談者が今まで全速力で駆け抜けてきたけれど、どこか空回りしている感覚を表しています。
まるで、全力で走っているのに景色が全く変わらない…そんな状態かもしれません。
障害のペンタクルの6が示すのは「与える・もらう」のバランス。
相談者は職場で多くを与えているのに、評価や報酬が見合っていないと感じているのではないでしょうか。
コンビニで千円札を出したのに、お釣りが全然返ってこない…そんなモヤモヤした気持ちかもしれません。
興味深いのは、顕在意識にペンタクルのキングが出ていること。
これは「相談者には実力がある」という証拠です。多忙なのは、相談者が有能だからこそ。
過去にカップの2があるということは、以前は良好な協力関係やパートナーシップがあったはず。それが今は失われているようです。
転職については、結論の正義・逆位置が重要なヒントを与えています。これは「今すぐの決断は時期尚早」というサイン。
これは「転職するな」という意味ではありません。
むしろ「焦らず、冷静に情報を集めて、バランスの取れた判断をしよう」というメッセージです。
近い未来の隠者・逆位置が示すように、孤独から抜け出し、誰かに相談したり、新しい視点を取り入れたりする時期が来ているようです。
逆位置の読み方を深堀
今回は6枚もの逆位置が登場しています。
これは相談者が大きな転換期にいる証拠。
逆位置が多いほど、「今までのやり方では通用しない」「新しいアプローチが必要」ということを示しています。
【ワンドのナイト・逆位置】(現状)
ワンドのナイトは本来、情熱的で行動力のあるカード。でも逆位置になると、「空回り」「衝動的な行動」「燃え尽き」を意味します。
「頑張ってるのに進んでる気がしない」「やってもやっても終わらない」そんな感覚ではないでしょうか?
逆位置は「一度ペースを落としていいよ」と教えてくれています。
全速力で走り続ける必要はありません。立ち止まって、方向性を確認する時間が今は必要なんです。
【女教皇・逆位置】(潜在意識)
女教皇は「内なる声」「直感」のカード。
逆位置だと、自分の本当の気持ちに蓋をしてきたことを示します。
心の奥底では「転職したい」「このままじゃダメだ」と思っているのに、「もう少し頑張れば」「今は忙しいから」と先延ばしにしてきたのかもしれません。
逆位置は「もう無視できない」というサイン。相談者の内なる声が、そろそろ本気で向き合ってほしいと訴えています。
潜在意識がこんなに強く訴えているなら、それは聞くべきメッセージなのかもしれませんね。
【隠者・逆位置】(近い未来)
隠者は「孤独」「内省」のカード。逆位置になると「孤立から抜け出せる」「サポートを得られる」というポジティブな意味に変わります!
相談者が恐れているのは、もしかして「転職したら一人になる」「誰にも相談できない」という孤独感ではないでしょうか?
でも近い未来のポジションに逆位置で出ているということは、これから誰かに相談したり、新しい繋がりができたりする可能性が高いです。
まるで、一人で重い荷物を運んでいたら「手伝いますよ」と誰かが声をかけてくれるような感じです。
【ソードの6・逆位置】(現在の立場)
正位置では「困難からの脱出」「移行」を意味しますが、逆位置だと「移行が遅れている」「変化への抵抗」になります。
相談者は今、変わりたいのに変われない、動きたいのに動けない…そんなジレンマの中にいます。
でも逆位置は「まだ間に合う」というメッセージでもあるでしょう。
遅れているだけで、道は閉ざされていません。
今から準備すれば、ちゃんと次のステージへ進めるということをカードは示してくれています。
【ソードのペイジ・逆位置】(環境・周りからの影響)
ソードのペイジは「情報収集」「新しい学び」のカード。
逆位置だと、周囲からの情報が不足していたり、ネガティブな噂や不確かな情報に振り回されたりすることを示します。
「転職なんてリスクだよ」「今の会社、そんなに悪くないでしょ」という周囲の声が、相談者の決断を鈍らせていませんか?
逆位置は「他人の意見に流されず、自分で情報を集めよう」と背中を押しています。
転職サイトに登録する、業界研究をする、そんな小さな一歩から始めればいいびです。
【月・逆位置】(願望)
月は「不安」「幻想」「見えない恐怖」を象徴します。
逆位置になることで「霧が晴れる」「真実が見えてくる」という非常にポジティブな意味になります。
願望のポジションに出ているということは、相談者が心の奥底で望んでいるのは「不安から解放されること」「真実を知ること」なのでしょう。
転職が怖いのは、先が見えないから。
でも逆位置は「だんだんクリアになってくる」と約束しています。暗い森を歩いていたら、突然視界が開けて明るい空が見えてきた…そんな瞬間が近づいています。
【正義・逆位置】(結論)
正義は「公平な判断」「バランス」のカード。逆位置だと「判断の先延ばし」「決断の難しさ」を意味しますが、これは必ずしもネガティブではありません。
むしろ、「急いで決めなくていい」「じっくり考える時間がある」というメッセージです。
転職市場は逃げません。焦って飛び込むより、情報を集めて、自分の価値を理解して、納得のいく選択をする。
そのための猶予期間が与えられているのだと解釈できるでしょう。
まとめ
このスプレッドが伝えているのは、「転職すべきかどうかより、まず自分と向き合う時間を作ろう」ということです。
多忙を極める仕事は、確かに相談者を疲弊させています。
でもペンタクルのキングが示すように、相談者には十分な実力があります。問題は「環境」なのか「やり方」なのか、それとも「心の持ち方」なのか。
6枚の逆位置が教えてくれているのは、「今までの常識を疑っていいよ」「新しい視点で見てみよう」ということ。
転職はゴールではなく、選択肢の一つ。隠者・逆位置が示すように、信頼できる人に相談する道もあるし、今の職場で協力関係を築き直す道もあります。
まずは深呼吸。そして、女教皇・逆位置が訴えているように、自分の本当の気持ちに耳を傾けてみることが大切です。
「どんな働き方がしたいのか」「何を大切にしたいのか」。
月・逆位置が約束しているように、その答えが見えてきたとき、霧は完全に晴れて、相談者の進むべき道がはっきりと見えてくるでしょう。


