西洋占星術の「デーク」入門講座6回目は、しし座の3つの魅力!責任を背負って輝く王様をみていきます。
獅子座というと、「華やか」「自信家」「目立ちたがり」といった言葉で語られることがよくあります。
星占いの解説サイトなどではそのように表現されることが多いでしょう。
たしかに獅子座には、人の目を引く強さがあります。
しかし、「そうかな?」「わりと地味で控え目な人も多くない?」という印象も…。
実際のところは、同じ獅子座でもその「輝き方」はかなり違います。
ただ前に出たい人もいれば、愛されることで自然に光る人もいる。
そして、自分が目立つためというより、「ここは私が引き受ける」と責任を背負った結果、舞台の中央に立つ人もいます。
つまり獅子座は、ただ派手な星座なのではありません。
自分という存在に、どうやって光を当てるかを知っている星座なのです。
その光が、むき出しの情熱として出るのか、愛嬌や演出として出るのか、それとも使命感として出るのか…それぞれ印象は大きく変わります。
獅子座の3デークを読む面白さは、まさにそこにあります。
今回は、「誇りで輝く人」「愛されて輝く人」「責任を背負って前に出る人」という3つの顔から、獅子座の本当の魅力を見ていきましょう。
獅子座を「自信家」のひと言で済ませてしまうには、あまりにももったいないのです。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
デーク①獅子座らしい獅子座( 7/23~8/1生まれ)
第1デークの獅子座は、いちばん「獅子座らしい獅子座」です。
このタイプの魅力は、自分の存在そのもので場に光を入れる力にあります。
特別な演出をしなくても、「この人がいると空気が変わる」と思わせるような存在感があるのです。
「カリスマ性」と表現しても間違いではないでしょう。
大声を出しているわけでも、派手な服を着ているわけでもないのに、そこに「主役の気配」がありなぜか自然と目を引かれる人。
第1デークの獅子座は、そんなタイプです。
この人たちは、注目されたいというより、自分らしく堂々としていたいのです。
だから、みっともない言い訳や、こそこそした態度が似合いません。
負けても堂々と負けたいし、勝つなら胸を張って勝ちたい。そこに獅子座らしい誇りがあります。
日常で言えば、誰も手を挙げない場面で「じゃあ私がやります」と言える人に近いでしょう。
多少プレッシャーがあっても、前に立つことそのものを引き受けられるのです。
ただし、このタイプは誇りが高いぶん、軽く扱われることには敏感です。
雑にいじられたり、自分の真剣さを笑われたりすると、思った以上に傷つくこともあります。
けれどそれは、見栄っ張りだからではありません。
自分という存在を、ちゃんと大切に扱いたいからです。
この獅子座が光るのは、リーダー役、表現の場、自分の名前で勝負する場面。
まっすぐな自己表現の火力は、やはり特別なものがあります。
デーク②愛されるヒロイン/ヒーロー(8/2~8/11生まれ)
第2デークの獅子座になると、そこへ愛される力や演出のセンスが加わってきます。
同じ獅子座でも、このタイプは「私はここにいる」と押し出すだけでは終わりません。
どうすれば人に伝わるか、どう見せれば魅力が届くかを、本能的によく知っているのです。
いわば、「ただの主役」ではなく、「愛される主役」です。
たとえるなら、同じ料理でも味がいいだけでなく、盛りつけまでちゃんと美しいお料理。
中身だけで勝負することもできるけれど、せっかくなら魅力がもっと伝わる形にしたい。
第2デークの獅子座は、そんなふうに自己表現に華やかさをのせるのが上手です。
服装、言葉の選び方、笑顔のタイミング、場の盛り上げ方。どれも計算ずくというより、「人に楽しんでもらいたい」という気持ちと結びついています。
このタイプが求めるのは、単なる注目ではなく、好意を伴った注目です。
「すごいね」と言われるだけでなく、「素敵だね」「一緒にいると楽しい」と思われたい。
だから獅子座の中でも、とくに「愛され力」が強く出やすいのです。
そのぶん、反応が薄い場所では少し元気をなくすこともあるでしょう。
けれどそれは承認欲求が強いというだけでなく、自分の光がちゃんと届いたかどうかを気にしているからです。
この獅子座が輝くのは、人前に立つ仕事、接客、クリエイティブな表現、場を明るくする役割など。
獅子座の太陽のような力に、牡羊座的な勢いや行動力が混ざることで、周囲を巻き込みながら輝ける人になりやすいのです。
デーク③肝が据わった王様(8/12~8/22生まれ)
そして第3デークの獅子座は、さらに奥行きのある表情を見せます。
このタイプには、獅子座の華やかさに使命感や責任感が加わります。
目立つことそのものを楽しむというより、「自分が立たなければならないから立つ」場面で真価を発揮する人です。
普段はそこまで派手に見えなくても、いざという時には不思議なくらい腹が据わる。
人のため、組織のため、守りたいもののためなら、堂々と前に出られるのです。
たとえるなら、文化祭で一番前に出たがるタイプというより、最初は裏方に見えていたのに、本番直前に全体をまとめてしまう人。
誰かがやらなければならない役目を、自分の誇りとして引き受ける。それが第3デークの獅子座です。
この人たちは、「私を見て」よりも「ここを任せて」が似合います。
けれど、だからといって獅子座らしさが薄いわけではありません。
むしろ、獅子座の核にある「王の資質」が、いちばん成熟した形で現れることも多いのです。
このタイプが背負うのは、見栄ではなく役目としての光です。
自分がしっかりしていなければ、周囲が不安になる。だから弱音を飲み込んででも前に立つ。
そんなふうに、自己表現がそのまま責任に結びついているのです。
この獅子座が本領を発揮するのは、チームを率いる場面、誰かの希望になる場面、長い目で信頼を築く場面でしょう。
華やかさの奥にある「背骨の強さ」こそ、第3デークの魅力です。
まとめ
こうして見ると、獅子座は決して「目立ちたがり屋」のひと言では片づけられません。
第1デークは、誇りそのもので立つ人。第2デークは、愛される演出で輝く人。第3デークは、責任を引き受けることで前に出る人。
どれも獅子座ですが、同じ光でも、その灯し方が違うのです。
獅子座の本質は、自信満々に見せることではありません。
自分という存在に価値があると信じ、その価値を世界にどう差し出すかにあります。
堂々と立つのか、魅力として届けるのか、使命として背負うのか。
その違いが、獅子座の3デークにははっきり表れます。
だから獅子座を見るときは、「派手」という一言で片づけてはいけません。
その人がどんな形で自分の光を引き受けているかを見たとき、獅子座はもっと立体的で、もっと人間らしい星座になります。

