【タロット逆位置リーディング講座21】⑲太陽~明るすぎて、目を細めてしまうとき~
についてのお話をしていきます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
太陽
太陽のカードが逆さまに出たとき、多くの人はこう思うでしょう。
「え?せっかく太陽が出たのに、もしかして悪い結果なの?」と。
実はこれ、とてもリアルなカード。
なぜなら人生には、
・順調なはずなのに心がついてこない
・褒められているのに素直に喜べない
・幸せなのに、どこか空虚
そんな瞬間が確かに存在するから。
太陽逆位置は、「不幸」ではありません。
むしろその逆。
うまくいっている“ように見える状況”に、心が追いついていない状態を表しているのです。
太陽逆位置は「喜び下手」を映し出す
まずは想像してみてください。
炎天下でサングラスなしに外へ出たときの、あの「まぶしすぎて目を細める感じ」。
言ってみれば太陽逆位置は、そんな「幸せのまぶしさ疲れ」を教えてくれるカードです。
正位置の太陽は、喜び・成功・祝福・自己肯定感の塊。
でも逆位置になると、その光は消えず、向きが少しズレます。
・褒められても「たまたまです」と返す
・成功しても「もっと上がいる」と思ってしまう
・楽しいはずの場で、なぜか気を遣いすぎる
これらすべて、太陽逆位置の世界。
つまりこのカード、単に「自信がない人」ではなく、ちゃんと頑張ってきた人に出やすいのです。
努力して、結果も出して、周囲からも評価されている。
なのに、「心からのYES」が出てこない。
太陽逆位置は言います。
「あなた、ちゃんと光の中にいるよ」
「でも、自分でカーテン閉めてない?」と。
このカードは、自己否定というより自己評価が控えめすぎる状態を示します。
太陽逆位置が伝えるメッセージは「無理に明るくならなくていい」
太陽逆位置の面白いところは、「もっとポジティブにいこうよ!」という強制はしないという点。
むしろ、明るさの押し売りをやめようと伝えてきます。
・常に前向きでいなきゃ
・笑顔でいなきゃ
・幸せそうに見せなきゃ
そんな「太陽役」を演じ続けていると、心はじわじわ消耗していくでしょう。
たとえば、楽しい旅行の最終日に
「もう帰りたくない」より
「正直、ちょっと疲れた」
が出てくるような感覚。
それは決して、悪いことではありません。自然な心の流れです。
太陽逆位置は、
「陰があるから光が分かる」
という、とても自然な真理を思い出させてくれます。
一時的に曇る太陽は、消えたわけでなくて「休憩中」なだけ。
このカードは、明るさを取り戻す前の「深呼吸」のようなメッセージを伝えてくれているのです。
太陽逆位置が出たときの過ごし方
太陽逆位置の日におすすめなのは、「頑張らないポジティブ」。
具体的には、
① 喜びを人に見せなくていい
SNSに載せなくてもいい。
誰かに報告しなくてもいい。
「嬉しい」は、まず自分の中で完結させましょう。
② 比較をやめる
太陽逆位置の敵は「他人の太陽」。
自分の光量は、自分基準でOK!
③ 少し影に入る
一人の時間、静かな場所、早めの帰宅。
光を浴びすぎた日は、影が回復ポイント。
太陽逆位置は、「自信を取り戻せ」なんて言っていません。
「もう持ってるから、少し力を抜こう」と、
日々頑張り過ぎているあなたへのいたわりのメッセージを伝える、優しいカードなのです。
まとめ
「太陽」逆位置は、幸せが足りないカードではありません。
幸せを受け取る余裕が、少しだけ減っているカードです。
明るさに疲れたとき、無理に笑わなくていい。
少し曇っても、太陽は太陽。
このカードが出たあなたは、もう十分頑張っているし、すでに十分、光の中にいるのでしょう。
あとは、そのまぶしさに目を慣らすだけ。

