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【インナーチャイルドカード講座1】そもそも「インナーチャイルド」とは?

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この記事は約6分で読めます。

インナーチャイルドカード講座1回目の今回は、そもそも「インナーチャイルド」とは?についてのお話をしていきます。

まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。

誰にでもある!内なる「子供」の部分

占い以外の場でも、「インナーチャイルド」という言葉を見聞きしたことがあるのではないでしょうか?

日本語に訳すと「内なる子供」

これは一体、何を意味しているのか?

例えば、何かを買うため、あるいは何か体験するためには行列に並ばなければならないという場面を想像してください。

本心では、「えー!早くしてよ!早く食べたいよ」と、子供のようにジタバタと泣きわめきたいくらいの気持ちだったとしても、良識をわきまえたオトナであれば、「みんな待っているんだから、私も並んで待たなければ」と感情を抑えることができるでしょう。

それは、「インナーアダルト」がちゃんと成長していて、理性的に思考を働かせることができるからです。

とはいえ、私たちの中の子供が全く消えてしまったわけではありません。

だから、人によってはインナーチャイルドが暴れ出し、「早くして!」と騒ぎ始めることもあります。

周りから見れば少々迷惑な人ですが、見方を変えれば「自分の本当の気持ち」を素直に表現できるのは健康な証拠。

インナーチャイルドが何の制約も受けずに解放されているからこそ、気持ちを素直に表出できるのです。

そして、成長と共に「チャイルド」の部分は鳴りを潜め、少しずつ表に出てこなくなっていくもの。

しかし、子供の頃からずっとインナーチャイルドが抑え込まれていると、そのエネルギーが昇華されないまま残ってしまいます。

まるでそのエネルギーを吸収するかのようにインナーアダルトがどんどん成長し、精神面のパワーバランスが不均衡なまま大人になっていきます。

お腹が空いた!あれ食べたい!あれ買って!

…と、駄々をこねて大暴れしては周りの大人たちになだめられたりたしなめられたりしながら私たちは育っていきますが、インナーチャイルドがずっと抑え込まれた状態で育つとオトナになってからも「自分」を正しく表現することができません。

ゆえに、いつも人の顔色を窺ってしまったり、なんでも人の言いなりになってしまったり…と、自己肯定感が低くく「自分軸」があるのかないのか曖昧な人になってしまうのです。

知らない間に傷つけられているかも

家庭内に暴力があっていつも怯えていたり、家族の中に「愛」の交流がなかったりする家庭に育つと、知らず知らずのうちにインナーチャイルドが抑え込まれ、ひどく傷つけられてしまうことがあります。

そういう子供は、のびのびと自分を表現できず、いつもどこか人の顔色をうかがうようになってしまうでしょう。

このパターンは一時の問題ではなく人生の長い間にわたってつきまとい、うまく友達付き合いができなかったり、せっかく恋人ができても本当の自分をさらけ出せなかったりします。

自覚がないままインナーチャイルドが傷つけられ、癒されることなくオトナになってしまうと、人間関係において何らかの形で問題を抱えてしまうのです。

どこか、「自分は愛されてはいけない人間なんだ」「自分は楽しんではいけない人間なんだ」と自分を否定してしまうところがあり、せっかく幸せを手に入れても相手を試すような行動をしてしまったりしがち。

それらはすべて、インナーチャイルドとアダルトのバランスの悪さ、そしてインナーチャイルドの傷が癒されていないことに端を発していると言っても過言ではないでしょう。

傷つけられることで生じる問題

インナーチャイルドが傷つけられてしまうことの最大のデメリットは、人を信用できなくなるということです。

どんな人間関係においても、幼少期の「親」あるいは周りにいたオトナの存在が重なり、「この人も私のことが嫌いなんじゃないか」「私のことなんてどうせ愛してくれないだろう」「この人もきっと私を傷つけるに違いない」…そんなマイナスな思考に陥りがちに。

しかもそのパターンは、自覚せぬままに自然と獲得してしまうもの。

その時には表に出ていないことも多く、周りの大人たちも気づかないケースが多いのです。

どのようなことによって心に傷を負うか。それは人によっても異なるため、大人から見れば「そんなことか」と思うようなことが、子供にとっては深い深い心の傷になってしまうケースもあるでしょう。

様々な出会いと別れを繰り返しているうちに、人によっては対人恐怖症など心理的な病気を発症してしまうこともあります。

対人関係のみならず、何事についても「自分はダメだ」という感覚が少なからずあるので、物事についても消極的。

基本的にマイナス思考で、「悪いことを予測して安心を得るタイプ」になりがちでしょう。

多くの人は、マイナス思考の人よりはポジティブで楽観的な人と一緒にいることを好みますから、マイナスが強すぎる人は人間関係もなかなかうまくいきません。

結果的に、オトナになってからも孤独感を感じたり、傷つけられたり…が多くなってしまうかもしれません。

インナーチャイルドカードでできること

では、そんなインナーチャイルドはどのようにすれば癒されるのでしょうか。

そこで、今回ご紹介するインナーチャイルドカードの出番です!

インナーチャイルドカードは、簡単に言うとタロットカードの一種です。

一般的によく使われるウェイト版のタロットカードとも構成がよく似ていますが、このカードには「癒し」のエッセンスも加えられているのです。

カードには、白雪姫やピーターパン、シンデレラなど、私たちがよく知るおとぎ話のテーマが描かれています。

そこには、主人公を脅かす存在や、超えるべき壁、逆に主人公を癒し救ってくれる存在も描かれているでしょう。

おとぎ話は人生の縮図であり、私たちの心の「成長」のプロセスがとても丁寧に描かれたものです。

そこに登場する人物たちは、一つ一つの出会いを経て、心の傷を癒され、そして強くたくましく成長していきます。

こういったカードのストーリーとクライエントの悩み事や相談内容を重ね合わせることで、問題と向き合いやすくなるという側面もあるでしょう。

また、占い師と一緒にストーリーを味わうことで、自分自身の問題を客観的にとらえられるようにもなるはずです。

自分は何を抑え込んできたのか?

なぜ、こんなにも苦しい恋愛ばかりしてしまうのか?

生きることはどうしてこんなに苦しいのか?

カードと向き合うことで、このような自問への答えを見つけ出すことができるでしょう。

そのプロセスこそがインナーチャイルドの癒しや解放につながっています。

こうして考えてみると、インナーチャイルドカードを使ったセッションとは、占いであり「心理カウンセリング」の要素も併せ持っていると言えるかもしれませんね。

まとめ

インナーチャイルドカードの根っこにある「インナーチャイルド」についてまとめました。

インナーチャイルドとは私たち誰もが内側に秘めている「子供」の部分。

インナーチャイルドタロットカードに触れることで、その「子供」の部分が目覚め、一人で歩き出すこともあるでしょう。

彼らは、これまでずっと、両手両足を縛られて動けずにいたのかもしれません。

その存在は、少なからず私たちの考え方、行動、人間関係、人生の選択に影響を与えていたはず。

彼らが自由に動き出すことで初めて、私たちは「本当の自分」「真に自分らしい自分」を取り戻すことができると言っても過言ではないでしょう。

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