占いの占術には自信があるけど、コミュニケーション能力が低いです。
どうしたらいいですか？
というお悩み相談をたまに受けることがあります。
占いの鑑定で人様のお役に立ちたいけど、どうしてもコミュニケーションが苦手・・・
そんな方々でも、占いの鑑定で人様のお役に立てます。
今回は、コミュ力が低いと思われている方におすすめの方法をお伝えして行きます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧くださいませ。
沈黙を恐れないこと！
あなたは「沈黙」が苦手なタイプですか？
「リーディング力には自信があるけど、お客さんとのやりとりが苦手」
という占い師さんの多くは、「沈黙が苦手」という方が多いです。
その根っこにあるのは、「話が途切れてしまうと、コミュ力が低いと思われるのではないか」「コミュ力が低いと、当たらない占い師だと思われてしまうのではないか」という思い込みです。
そもそも、当たる／当たらないのリーディング能力とコミュニケーション能力は切り離して考えるべきですし、会話の中に沈黙が多いからといってその人のコミュ力が低いわけでもありません。
まずはその認識を改めましょう。
その上で、「沈黙」をむしろ武器として使うスキルを磨いて！
心理学には「サイレントフォーカス」といって、大事なことを言う前にあえて沈黙を設けるテクニックがあります。
たとえば、「彼の今の気持ちは･･･」と、相手が一番知りたいであろうことを話す前にわざと数秒の沈黙を入れるのです。
これにより、お客様は「一体、何をしゃべるんだろう」「彼は私のことをどう思っているんだろう」と気になって仕方なくなります。
期待した分だけ、その次に占い師が発する言葉が記憶に残りやすくなる。
結果的に、その占い師の記憶が刻み込まれ、リピートにつながるというわけです。
声のトーンや大きさで相手の心を動かす
人と話すのが苦手な占い師さんは、時に緊張のあまりにやたら早口になったりもするでしょう。
「やばい、緊張しているのがバレバレだ」「これじゃあ、説得力がないじゃないか」と焦ってしまうかもしれませんが、これも「マーキング」というテクニックに応用できます。
全体的に早口でまくしたててしまう傾向があるなら、「一番大事なことはゆっくり話そう」「相手が一番知りたいであろう内容を伝える時だけはゆっくり話そう」と決めましょう。
そして、決めた通りに実践します。
「あー、やばい、緊張してまた早口になっちゃってるよー」と思っても、肝心なところにきたら一旦沈黙して、ゆっくり話す。
これを意識するだけでも、一部分だけを相手の脳に強烈に印象づけることができるのです。
ためしに、自分がお客様の立場になったことをイメージして考えてみてください。
それまでずっと早口で、「この人、話すの早いなー」「もうちょっとゆっくり話してくれないかな」なんて思っていた人が、ふと黙る。
「え？なに？その続きは？」って気になりますよね。
早く続きが聞きたくなって、自然と相手の次の言葉に注目する。
しかもそこだけゆっくり、はっきり言われたら、「へええ、そうなんだー」と記憶にガツンと刻み込まれるでしょう。
このように、沈黙に加えて話す速度やトーンを使い分けることも大事です。
上げて、下げて、また上げる
鑑定の最後までお客様を飽きさせないようにするためには、伝える順番を意識することも大事です。
まず、鑑定結果が出たら、全体をざっくり見て「ポジティブ2個、ネガティブ1個」を見つけましょう。
最初に伝えるべきは、プチポジティブな内容から。
人は、最初に提示された内容を物事の評価基準にしがちです。
いきなりネガティブを突き付けられると、相手は「ああ、悪い内容だった。やっぱりダメなんだ。」と決めつけてしまい、その後の占い師の話に集中できなくなってしまいます。
ですから、まずポジティブ、次にあまり良くないネガティブな要素を伝える。
そして、最後に一番ポジティブな内容を伝えて有効なアドバイスをして締めるというのが、満足度の高い鑑定につながります。
お客さんの気持ちとしては、「不安だったけど、悪くない結果で良かった」と安心し、「え？でも、あまり良くない結果も出てるのね･･･」と一旦下がり、「でも、希望はありそう！良かった！アドバイスももらえたから、その通りに明日から頑張ろう」という感じでアップダウンし、最後にアップして終わり。
誰だって、暗い気持ちになりたくて占いに来る人はいません。
どんなにネガティブ思考な人でも、なにかしら未来に希望を見出したいから占い師の元を訪れるのです。
たとえあまり良くない鑑定結果であったとしても、それをそのまま伝えて相手の気持ちを下げてしまうようでは、長く活躍できる占い師にはなれません。
「結果にはネガティブな要素もあったけど、この占い師さんに相談して良かったな。気持ちがちょっとラクになったな」
そう思ってもらえるような鑑定を目指しましょう。
「正しさ」にこだわり過ぎて、大事なことを見失わないように注意してくださいね。
【まとめ】占い師はストーリーテラー！惹きつける話し方を研究しよう
お客様が身を乗り出して聞き入るような、相手の心に残る話し方のコツについてご紹介しました。
コミュニケーション能力に自信がない占い師でも、以下のポイントをおさえておけばお客様の記憶に強く残るセッションができるようになります。
・沈黙は、使い方次第で相手の注意を惹きつけることができる
・声のトーンや話す速度にもメリハリが必要
・話す順番は「ちょいポジティブ⇒ネガティブ⇒ポジティブ⇒使えるアドバイス」
同じ内容を伝えるにしても、これらのポイントを意識しているかどうかで相手に与える印象は全く違ったものになってしまうのです。
鑑定結果を伝える時の占い師は、いわばストーリーテーラー。
全体の流れを意識しつつ、物語を語る時のように適度に緩急つけながら話すことを意識してみると良いでしょう(*´∀`*)
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