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【インド占星術講座】ナクシャトラの3つの魂のグループ

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この記事は約4分で読めます。

無料インド占星術講座、
カルマの蓄積されている場所、ナクシャトラの3つの魂のグループについてのお話をしていきます。

まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。

ナクシャトラの3つのグループ

インド占星術:インド占星魂術:ナクシャトラ

月の宿である27ナクシャトラですが、3つのグループに分けることができます。
3つのグループは、ヨガ哲学でいうところの3つのグナで分類、世界は3つのグナによって成り立っているという教えですね。

バガヴァッド・ギーターには、
「サットヴァから知識が生じ、ラジャスから貪欲が生じる。タマスからは、怠慢、迷妄、無知が生じる。」と記されています。

ヨーガの目的はサットヴァに向かうことですが、サットヴァだけの状態では私たちは物質社会を生きている以上バランスを保つことができません。

全てのバランスが重要だということ。
グナのバランスにより、色々なものが生まれると言われています。

世界はタマスの闇から生まれた。
その後、世界は活性化しラジャスとなり、純化されてサットヴァとなる。

3つのグナは、ブラフマー、ヴィシュヌ神、シヴァ神と関連づけられるとウパニシャッドという哲学書に記されています。

色々な説がありますが、ブラフマーは世界を創ったとされる創造の神様、シヴァ神は破壊と再生の神様、そしてヴィシュヌ神は維持の神様になります。

また、聖音である「オーム」も三人の神様と結び付けられていて、
Aがブラフマー、Uがルドラ(シヴァの化身)、Mがヴィシュヌ神だと言われています。

ラジャス・タマス・サットヴァ

ナクシャトラの1つ目のグループはラジャスのグループで、ブラフマーが支配するグループ、2つ目のグループがタマスのグループでシヴァ神が支配。

最後のグループがサットヴァのグループで、ヴィシュヌ神が支配しているなどとも言われています。

ラジャスのグループは、1番目のアシュヴィニーから9番目の蟹座のアシュレーシャまでのグループ。
グループ的に行動的でエネルギッシュなナクシャトラになります。

ラジャスのグループは牡羊座0度から始まるため、魂がこの世に降りてきて成長を遂げていく段階のナクシャトラです。

そんなことから、ラジャスのグループに星が多い方々は、エネルギッシュな若々しいタイプの方が多いかもしれませんね。

タマスのグループは、10番目の獅子座のマガーから18番目の蠍座のジェーシュターまでのグループ、

このグループのナクシャトラは、
人間社会で言うと、社会に出て活躍する段階のナクシャトラ、物質社会を力強く生きていくグループですね。

ラジャスのグループでは、まだまだ精神性には程遠い段階でしたが、タマスの段階から少しずつチャクラの浄化の大切さを学んでいく段階に入っていきます。

3つ目のラストのグループが、19番目の射手座のムーラから、27番目の魚座レヴァティまでのグループになります。

このグループのナクシャトラは、精神性に向かうナクシャトラでネガティブな波動を浄化し、精神性に近付いていく、ムーラダーラチャクラと呼ばれる第一チャクラで眠っているクンダリーニを呼び起こし、頭頂部のクラウンチャクラに向かって上昇させていくための修行を行っていくグループです。

ナクシャトラは精神性に向かう旅

1番のナクシャトラから、1つずつ段階を経てヴェーダの究極の目的、精神的自己実現に到達することになります。

魂は輪廻転生している存在で、ナクシャトラの中で
泥の中に根を張り、太陽に向かって花を咲かせ、また泥の中に戻っていく、ハスの花を輪廻転生の存在として描かれていたりします。

アシュヴィニーとレヴァティの間に垣根がある訳ではなく、360度の完全なる円で繋がっているのがナクシャトラで、これもまた輪廻転生を表しているということですね。

私が学ばせていただいた先生曰く、ナクシャトラはまだまだ謎に包まれた存在だということ。
ナクシャトラを学ぶためには、インドの神様のこと、ヴェーダ哲学、クンダリーニのことなど、様々な学びが必要になってくると感じています。

1つ1つ、学びを重ねていくことで
より深い理解を得ることができますね。

余談ですが、
私が住んでいるタイにはエラーワン廟というブラフマーが祀られている場所があり、願う神様だと言われています。

なぜタイにブラフマーなのか?
一説によると、以前その地域でホテル建築を行なっていた際に、事故が多発していたことがありました。
占星術師に相談すると「ブラフマーを祀るように」と言われその通りにしたところ、事故がなくなったのだそうです。

そんなことから、黄金のブラフマーが祀られたエラワン廟は、願いを叶えたい方々が次々に訪れる人気の観光地になったという話があります。

ブラフマーは、仏教では梵天様と呼ばれていたりもしますね。