西洋占星術の「デーク」入門講座26回目は、優しいだけの星座じゃない。魚座のタフ過ぎる愛の3タイプをみていきます。
魚座さんは「やさしい人」、そして「癒す人」。
だからきっと恋愛も、好きな人に尽くすことで喜びを感じる星座なんだろうなあ。
…と、そんなイメージを持っていませんか?
「尽くす」「ロマンチック」「好きになると相手に染まりやすい」
これは星座占いでも、よく語られる魚座のイメージです。
たしかに魚座には、恋を理屈だけで進めないところがあります。
条件や見た目だけで相手を選ぶというより、「この人といると心が落ち着く」「言葉にならないものが通じる気がする」といった、空気や感覚で恋に入っていく星座です。
だから恋愛は、頭で考えるものというより、心で溶け合っていくものになりやすいでしょう。
けれど実際には、同じ魚座でも恋の仕方はかなり違います。
夢のような恋に心を寄せる人もいれば、相手の気持ちに深く寄り添って愛を育てるタイプもいる。
そして、一見ふんわりして見えながら、実は「この人の人生ごと受け止めたい」と思うほど、深い献身を見せる魚座もいるのです。
この違いを読み解くのが、魚座の3つのデークです。
同じ「水」の恋でも、その混ざり方には違いがあります。
月の光を映す水面のようにロマンをたたえた愛もあれば、相手の気持ちをそのまま映してしまう鏡のような愛もある。
さらに、傷ついた心を静かに包み込み、時間をかけて癒していくような深い水もあるのです。
今回は、そんな魚座の恋愛と結婚観を、「ロマン」「共感」「献身」という3つの顔から見ていきましょう。
デーク①いちばん「魚座らしい恋」をする人(2/19~2/28生まれ)
まず、第1デークの魚座は、いちばん「魚座らしい魚座」です。
このタイプの魅力は、なんといっても恋に夢を見る力が強いこと。
好きになると、相手の言葉やしぐさ、会えた日の空気まで大切に心にしまいます。
恋の始まりもとても感覚的で、「理想の条件に当てはまるから」ではなく、「なぜかわからないけれど惹かれる」という形になりやすいでしょう。
たとえるなら、ただ景色を見るのではなく、その場に流れていた風の匂いまで覚えている人。
第1デークの魚座にとって恋は、現実の出来事であると同時に、心の中で静かに広がっていく物語でもあるのです。そ
のロマンチックさは、とても魅力的でしょう。
ただし、このタイプは気持ちが繊細なぶん、相手を少し理想化しやすいところもあります。
好きになると「きっとこの人はこういう人」と美しく受け取りたくなるので、現実とのずれに傷つくこともあるでしょう。
魚座の恋が傷つきやすいのは、弱いからではなく、最初から心を深く開いているからです。
結婚観にも、その性質はよく表れます。
第1デークの魚座にとって結婚は、生活の契約というより、心の深いところで「この人と一緒にいたい」と思えることが何より大切です。
安心感はもちろん必要ですが、それ以上に「この人といると自分らしくやさしくなれるか」「愛の空気がちゃんと流れているか」を見ています。
現実だけではなく、気持ちの余白がある結婚を望むタイプです。
デーク②相手に深く寄り添う魚座(3/1~3/10生まれ)
第2デークの魚座になると、深い共感力と対人感覚の深さが加わってきます。
同じ魚座でも、このタイプはただ夢を見るだけではありいません。
好きな人ができると、その人が今どんな気分か、何に疲れているか、何を言えずにいるかに、とても敏感になります。
言葉にならない気持ちまで感じ取ってしまうので、恋愛では「わかってくれる人」になりやすいでしょう。
たとえるなら、部屋の温度が少し下がっただけで、誰より先にブランケットを持ってくる人。
第2デークの魚座は、愛情を「わかってあげること」「寄り添うこと」で表しやすいのです。
ただやさしいだけではなく、相手の心に自然と合わせられるところがあります。
このタイプは、恋愛において「感情の通い合い」をとても大切にします。
一緒にいて安心できるか、気持ちを隠さずに話せるか、弱さを見せても受け止めてもらえるか。
そこが整っていないと、どれだけ条件がよくても心は深く動きにくいでしょう。
そのぶん、相手に合わせすぎてしまったり、境界線があいまいになって疲れてしまうこともあります。
やさしいけれど、恋の中で自分を後回しにしやすい魚座です。
結婚観もまた、このタイプらしく「心の交流」を重視します。
第2デークの魚座にとって結婚は、日々の中で気持ちを受け取り合えることがとても大切です。
暮らしが回るだけでなく、疲れたときにやさしい言葉があるか、沈んだときにちゃんと寄り添えるか。そういう感情のやり取りこそが、夫婦の土台になると感じやすいタイプです。
デーク③いちばん深く愛を引き受ける魚座(3/11~3/20生まれ)
そして第3デークの魚座は、他の2タイプとはひと味違います。
このタイプには、ひときわ包容力と献身の深さが輝く人。
恋愛でも、ただ好きで一緒にいたいだけではなく、「この人の弱さも含めて受け止めたい」「少しでも楽にしてあげたい」という気持ちが強くなりやすいのです。
たとえるなら、相手が濡れないように自分の傘を少し傾けて歩く人。
第3デークの魚座は、愛情を「守ること」や「包むこと」で示します。
派手に愛を語るタイプではなくても、困ったときにそっと支えてくれる。その静かな深さに、このタイプの魅力があります。
このタイプは、恋愛で相手の痛みや不安にも敏感です。
だからこそ、ただ楽しいだけの恋では満足しません。
嬉しいことも悲しいことも含めて、人生の深いところでつながりたいと思うでしょう。
そのぶん、相手を抱え込みすぎたり、救おうとしすぎたりすることもありますが、それは本気で愛しているからこそです。
結婚観においても、このタイプはかなり深いものを求めます。
第3デークの魚座にとって結婚は、愛する人と現実を生きながら、互いの心を守っていくことです。
華やかな理想だけではなく、弱っている日、苦しい時期、言葉にできない感情まで共有していけるか。そこまで含めて「一緒にいる意味」があると感じやすいでしょう。
魚座の中でも、いちばん「癒しとしての愛」が強く出るタイプです。
まとめ
こうして見ると、魚座の恋愛は決して「やさしい」「尽くす」のひと言では片づけられません。
第1デークは、ロマンを抱いて恋をする人。
第2デークは、共感しながら愛を育てる人。
第3デークは、深い献身で相手を包もうとする人。
どれも魚座ですが、愛の溶け合い方が違うのです。
魚座の恋愛の本質は、ただ夢見がちなことではありません。
「この人となら、心の深いところでつながれる」と感じた相手に、やわらかく、でも深く心を預けることにあります。
気持ちが通うこと。弱さを見せられること。愛の空気がちゃんと流れていること。
そこに、魚座らしい恋の真実があるのです。

