【タロット逆位置リーディング講座1】バッドエンドじゃない!逆位置が持つ意味とは
についてのお話をしていきます。
まずは動画でチェックしたいという方は、以下よりご覧いただけます。
タロットの逆位置
タロットのカードが逆さまに出た瞬間…、なんだかちょっとネガティブな気持ちになってしまう。
…そんな声をよく耳にします。
しかし、そこには「裏の世界」を開く鍵が隠されているのです。
怖がるよりワクワクしたほうが面白い!そんな逆位置の魅力を一緒に探検しましょう。
逆位置って何?どうやって読むの?
タロットカードをシャッフルして、いざめくったら上下が逆さま…これが「逆位置」。
初めて見ると「え、バッドエンド?」と身構えがちですが、実はここからがタロットの裏の物語の始まりです。
逆位置は、正位置の意味が単純に「悪くなる」わけではなく、視点がぐるっと回転しただけのこと。
たとえば、カフェでいつも座っている席が満席だった時、仕方なく別の席に座ったら意外な人と出会えた…みたいなことありませんか?
逆位置はその「思いがけない席替え」の暗示。
つまり「正位置=地図通り」「逆位置=裏道からの景色」と考えると面白くなります。
今風に言えば、「スピンオフドラマ」みたいなイメージでしょうか。
怖がるより、むしろ「自分では気づけない可能性のドアが開いた」とワクワクしたほうが当たるし使える!
そんな感覚で読むのが、逆位置の醍醐味です。
「悪い」だけじゃない!逆位置が示す意外な可能性
逆位置カードを「悪い予兆」と思い込むのは、実はとてももったいないこと!
実際には「深呼吸して見直そう」のサインだったり、「準備が整うまで一旦ストップ」の合図だったりします。
それって、ある意味では「失敗を避けられるように」というカードからの思いやりです。
たとえば、電車に乗り遅れてイライラしてたら、次の電車で偶然友達に会えた、なんてことありませんか?
逆位置は、そんな「宇宙のタイミング調整」のメッセージをよく持っています。
正位置ではスピード重視だったカードが、逆位置で「ちょっと待って」を提案してくれることも。
あるいは、隠れていた才能や気持ちをあぶりだしてくれることもあるでしょう。
だから逆位置は、「予定外をどう楽しむか」を教えてくれるツール。
むしろ逆位置を味方につけると、人生のハプニングやミスまで「意味のある伏線」に捉え直すことができるようになるのです。
逆位置リーディングのコツと楽しみ方
逆位置は「反転」「裏側」「抑制」「過剰」などいろんな角度からの解釈ができます。
全部そのままま覚えようとするより「カードのキャラクターが風邪をひいたらどうなるか」みたいな妄想で考えるとわかりやすいです。
たとえば「太陽」の逆位置なら、元気なヒーローがちょっと日焼けしすぎて休憩中、みたいなイメージ。
そうやってキャラ化してみると、一気にストーリーの可能性が広がりますよね。
もう一つのコツは「その日あった出来事とリンクさせて読んでみる」こと。
遅刻した、雨に降られた、カフェが満席だった…そんな日常のズレこそ逆位置のヒント。
正解を探すより「これ、どんな物語に見えるかな?」と実況中継する感覚でカードに話しかけると、逆位置がグッと身近になります。
占いが「答え」ではなく「発見の旅」になる瞬間とも言えるでしょう。
まとめ~カードのアナザーストーリーを楽しもう~
よく、「逆位置は読みません」という占い師さんもいますが、それはちょっともったいないことかもしれません。
なぜなら、「正」ではなく「逆」で出たこと自体にちゃんと意味があるから。
逆位置は、タロットリーディングでいちばんドラマチックな配置とも言えるでしょう。
正位置が「予定表」なら、逆位置は「寄り道の楽しみ」。
ふだんの視点から半歩ずれただけで、見えないものが見え、思わぬ人や出来事がつながっていきます。
怖い未来を示すのではなく「そこにどんなストーリーが隠れているか?」を映し出す鏡。
それが逆位置の本質です。
占いの結果を暗号のように受け取るのではなく、自分自身の感性で裏の物語を紡ぎ直すことができれば…
タロットは単なるカード占い以上のものに変わるでしょう。